
唇・口元は、食べ物や飲み物と日常的に触れ合います。そのためどんなに気をつけていても非衛生的になりやすいか所と言えるでしょう。このような状態は当然、肌にも負担。乾燥の原因となります。乾燥は年齢を感じさせる「シワ」の要因ともなるため、手入れは欠かさないようにしたいですね。無意識に酷使しやすい口元は、繊細なか所であることを意識して、洗いすぎやこすりすぎにも注意。化粧品にも気を遣ってケアをしましょう。

肌に潤いが必要な理由は、美容のためではありません。肌のバリア機能は角質層が担いますが、角質層が正常に働くには一定の水分が不可欠なのです。乾燥した肌では、防御反応として「角質細胞の増加」が始まります。すると、角質細胞の隙間と隙間が目立つように。こうして表皮に細かいシワ(ちりめんジワ)が生じてしまうのです。

口元は比較的乾燥しやすいか所です。口は、物を食べたり飲んだりする部分であるため、その周辺も汚れたり濡れたりします。これは、肌が常に刺激を受け、安定しないということですから、乾燥に繋がりやすいのです。
また、唇は肌のバリア機能がもともと低いか所。皮脂がほとんど分泌されないため、水分蒸発が簡単に起こってしまうのです。

口元の乾燥対策は「やさしいケア」が基本。例えば食後に洗いすぎたり、こすりすぎたりしていませんか。これは口元を荒れさせる原因ともなるため、ぜひ見直しましょう。口元が荒れれば、肌の水分も蒸発しやすくなるため、よくありません。
積極的なケアであれば加湿器も有効。乾燥しやすい冬場などに使用すれば、口元だけでなく、肌全体にとってプラスです。
このほか、化粧品選びも重要と言えます。肌に合わない成分の入った口紅やファンデーション、洗顔料は乾燥の原因になるため注意しましょう。
唇は肌の代謝(ターンオーバー)が盛んです。これらに気をつけてきちんとケアすれば、割と早めに効果が出ることも期待できますよ。
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