
鼻の頭やほほが赤くなってしまう赤ら顔。顔の赤みの原因にはさまざまなものがありますが、乾燥も原因のひとつ。乾燥によって肌に赤みが出てしまうメカニズムと、さらにそれを悪化させる間違ったスキンケアについて解説します。

皮脂の分泌量や角層の水分保持物質が減少すると、肌が乾燥し、皮膚表面の角質がはがれやすくなります。角質がはがれたり乱れた状態になると、その隙間から異物などが肌内部に入りやすくなります。つまり、刺激を受けやすい状態になっているということ。このような状態の肌は、肌トラブルが起こりやすいと言えます。肌トラブルが起こると、体はそれを治そうと血流を増加させ、毛細血管を拡張させます。通常は、トラブルが治まると血管ももとに戻るのですが、「肌の角質の乱れ」という根本原因が解決しない限り、肌トラブルは頻繁に起こります。すると、血流の増加も頻繁になり、血管の拡張が慢性化してしまいます。このように血流がさかんになり、ほてった状態が、「赤み」が出ている状態なのです。

赤みが生じてしまう乾燥肌。これは肌のバリア機能が弱っている状態と言えます。そのような時に間違ったスキンケアをしてしまうと、肌の乾燥や赤みがひどくなる可能性があるので注意が必要です。
意外に多くの方がやってしまいがちなのが、間違った洗顔。ゴシゴシ擦ると、よく汚れが落ちているように感じますが、実は、肌を擦ることで、皮脂が必要以上に落ち、角質が荒れ、肌環境を悪化させる原因になります。
また、古くなった角質を落とすピーリングは、ターンオーバーの正常化にも良いと言われていますが、やりすぎると皮膚への負担になってしまいます。
まずは普段行っているスキンケアを見直し、正しくケアを行うことが、肌の赤みを改善・予防する第一歩となるのです。
高輪皮膚科・形成外科 院長 小林しのぶ先生

しみ、シワ、たるみといったエイジングの悩みを専門に美容皮膚診療のほか、アトピーも専門分野としている小林先 生。院長を務める高輪皮膚科・形成外科は、美容医療、皮膚外科など、幅広い皮膚の悩みに対応した治療院です。
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