
およそ28日周期でめぐる肌の代謝=ターンオーバー。これによって古い細胞と新しい細胞が入れ替わるのですが、食事バランスが乱れると、周期の乱れにも繋がり、肌トラブルの原因ともなります。
例えば、ビタミンAの不足は、汗腺・皮脂腺の働きを鈍らせ、乾燥肌の原因となってしまうのです。
このように、たった1つの栄養素が不足しただけでも、肌は影響を受けてしまうもの。乾燥肌を防ぎ、その悪化を食い止めるためにも、毎日のバランスの良い食生活が極めて大切です。

偏食や過度のダイエットを続けた結果、肌トラブルが。そんな経験をお持ちの方も少なくないのでは。偏食や過度のダイエットでは「肌のうるおいに必要な栄養素」が不足します。偏食や過度のダイエットの際は「脂質、ビタミン、ミネラル」の不足が主に考えられでしょう。
乾燥肌の原因になるこうした習慣。食生活の乱れを正すことが、乾燥肌改善には不可欠なのです。

乾燥肌で悩む方は、何かしらの栄養素が不足している可能性もあります。ここでは、乾燥肌の改善に欠かせない各栄養素の役割と、その栄養素が含まれる食べ物をチェックしましょう。
ビタミンには脂溶性のものが4種、水溶性のものが9種存在します。いずれも体に必要な量は微々たるものですが、生命維持にも不可欠な成分なのです。ビタミン類は自分の体で作り出すことがでません。毎日の食事できちんと摂取することが大切です。
ビタミン類は、果物や緑黄色野菜に多く含まれます。その他、豚肉や納豆にも多く含まれるため、積極的に摂取しましょう。
亜鉛は、健康な皮膚や粘膜をキープする上で必須な栄養素。タンパク質や核酸など、200を超える酵素の構成にも欠かせません。
亜鉛は、肉や魚類ほか、牡蠣、卵にも多く含まれます。この他、白米にも含まれるため、パン食中心の方は、亜鉛不足にならないように注意したほうがよいかも知れません。
細胞間脂質の約50%を構成するセラミド。肌の水分保持の80%を担うなど、肌の乾燥を感じたら真っ先に補いたい成分のひとつと言えます。セラミドは30代前後を境に減少していきます。
また女性ホルモンの分泌が低下する40〜50代では、同時に皮脂の分泌量も低下するため、乾燥肌の条件が整ってしまうのです。美しく年齢を重ねたい女性には、セラミドが必須と言えます。
セラミドはこんにゃくや、乳製品、小麦、米ほか、ほうれん草などに含まれています。
タンパク質はアミノ酸が結びついて生まれます。筋肉、臓器、髪、皮膚など、人体を構成する極めて重要な栄養素。体を形成する材料のひとつと言えます。タンパク質は体を形成する材料だけでなく、エネルギーを生み出し、免疫力を高める働きも持っています。摂りすぎは腎臓への負担が大きいですが、不足した場合も、様々な悪影響があらわれるでしょう。
タンパク質は、肉、魚、乳製品、卵ほか、大豆に多く含まれます。
脂肪酸とは、脂肪を構成する因子のこと。太るからと、脂肪を極端に摂らない場合は、細胞膜やホルモン生産に異常をきたすほか、乾燥肌の原因ともなります。
脂肪酸には「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」の2種類が存在します。特に不飽和脂肪酸の「必須脂肪酸」は人体では作り出せないため、食事による摂取が不可欠となります。
必須脂肪酸は、ひまわり油、大豆油、コーン油、ほか、ゴマ(ゴマ油)、卵、牛や豚−のレバー、うなぎ、はまち、さんまと言った魚に含まれています。
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